むかわ町地域担い手育成センターでの実践研修を終え、新規就農者として町内で営農を開始した2組4人の修了式が8日、同町鵡川農業センターで行われた。
研修を終えたのは東京都出身の竹之内智行さん(46)、基洋子さん(44)=同町大原=夫妻と、大阪府出身の藤井孝宏さん(45)、麻美さん(44)=同町豊城=兄妹の2組。共に2年間、同センター鵡川研修農場「豊城ファーム」でレタスやトマトなどの栽培、管理など実践研修に励み、1日付で就農した。
竹之内さん夫妻は、2016年4月に農業体験に参加。同年9月にむかわ町に移住し、智行さんは二宮の農家で農作業を経験したほか、基洋子さんも汐見や鵡川の農家で実践を積んできた。今後は宮戸でトマトやレタスを栽培。智行さんは「細く、長く、頑張っていきます」と笑顔を見せる。
一方の藤井孝宏さんは17年3月に3泊4日の短期農業体験を経て、同年4月に家族でむかわ町内に移り住み、トマトなどの農作業を体験してきた。昨年から現場で経験を積んできた妹の麻美さんは「今は不安よりワクワクしている。一日も早くスタートし、頑張っている姿を皆さんに見てもらいたい」と意気込みを語った。
同センターの農業研修制度は10年度から始まり、今回を含めて13組が新規就農している。