道六大学野球秋季リーグ(1部リーグ)は21、22の両日、とましんスタジアム(苫小牧市営緑ケ丘球場)と清水球場で最終第5節を行った。地元苫小牧駒大は函館大と連戦。第1戦は2―8で敗れ、第2戦は10―0で完勝した。通算成績は6勝4敗となり2位タイで秋季リーグ戦の全日程を終えた。
8月24日に開幕したリーグ戦。道内実力上位の苫駒大をはじめ、函館大、東京農業大北海道オホーツク、旭川大、道教育大旭川校、道教育大函館校の6チームが苫小牧、函館、網走、桧山管内江差町、上川管内愛別町を舞台に2回戦総当たりの計10試合で栄冠を競った。
東農大オホーツクが10戦全勝で今年の春季リーグに続き2季連続で優勝。10月に札幌円山球場で開かれる「北海道地区代表決定戦」に出場し、札幌六大学リーグの優勝チームと明治神宮大会(11月・東京)の出場権を懸けて競う。
最終第5節の結果と個人賞は次の通り。
【第5節】
22日
▽第2戦
苫小牧駒大(6勝4敗)
001300024―10
000000000―0
函館大(5勝5敗)
初回は両チーム共に2死満塁の好機をつくるも先発投手が踏ん張る展開。苫駒大は三回に相手の暴投で先制に成功すると、四回には向山の三塁打を機に高橋柚、小松、峯の二塁打と連続適時打が飛び出し、3点を追加。八、九回にも追加点を挙げて勝負を決めた。苫駒大先発の後藤は、函大の強力打線を相手に走者を出すも要所を締めて8回3安打無失点に抑える好投で勝利を呼び込んだ。
東農大オホーツク(10勝)4―3旭川大(6勝4敗)、道教育大旭川(2勝8敗)9―5道教育大函館(1勝9敗)
21日
▽第1戦
函館大(5勝4敗)
000011015―8
000100100―2
苫小牧駒大(5勝4敗)
苫駒大は四回、先頭の山田が三塁打で出塁すると、岡本の適時打で先制点を挙げた。その後2点を失うも、七回に小松の犠飛で同点に追い付いた。七回まで2失点と粘投してきた苫駒大先発の伊藤は、八回に三塁に走者を置いてから自らの暴投で勝ち越しを許すと、九回には集中打を浴び七失点し、マウンドを降りた。
東農大オホーツク(9勝)5―0旭川大(6勝3敗)、道教育大函館(1勝8敗)5―4道教育大旭川(1勝8敗)
【個人賞】
▽最高殊勲選手 伊藤茉央(東農大オホーツク)▽最優秀投手 伊藤(同)▽優秀選手 野原陽介(旭川大)高橋柚多(苫小牧駒大)▽優秀投手 林虹太(東農大オホーツク)▽首位打者 ブランドン大河(東農大オホーツク)▽新人王 伊藤(東農大オホーツク)
【ベストナイン】
▽投手 林(東農大オホーツク)▽捕手 古間木(同)▽一塁手 石郷岡亮(函館大)▽二塁手 西剣太郎(旭川大)▽三塁手 ブランドン(東農大オホーツク)▽遊撃手 謝花良陛(旭川大)▽外野手 峯拓巳、大嶋海斗(以上苫小牧駒大)秋元佑介(旭川大)▽指名打者 徳山煌太(東農大オホーツク)
【最終順位】
(1)東農大オホーツク(2)苫小牧駒大、旭川大(4)函館大(5)道教育大旭川(6)道教育大函館