鵡川―一丸でつかんだ勝利

  • スポーツ, 野球
  • 2019年9月16日
延長十回に勝ち越しの本塁生還を果たす鵡川・阿部

  2016年以来3年ぶりのブロック決勝戦で、鵡川がまたしても駒大苫に土を付けた。「勝ちたい気持ちを捨てて、自分たちのできることをやろう」との鬼海監督の声掛けに呼応するように、ナインは最後まで全力疾走をグラウンド上で表現。その姿勢が「相手を少しだけ上回ったのかな」と指揮官は頑張りをたたえた。

  道内屈指の右腕に4安打10三振を取られながらも、少ないチャンスを逃さなかった打線。エース稲葉(2年)は7安打されながら計144球の打たせて取るピッチングを心掛け、連打を許さなかったのは大きかった。

  レフトスタンドに陣取った13人の3年生選手の声援も力になった。今大会に向け毎日練習で胸を貸し、当番校業務もこなしてくれた最上級生。「本当のヒーロー」と監督は感謝した。

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