胆振総合振興局が主催する合同企業説明会が1日、苫小牧市文化交流センターで開かれた。人材が不足している地元企業と求職者をつなぐマッチング事業で、胆振地域で操業する21社の人事担当者らが、参加者に仕事内容や待遇面の良さなどをアピールした。 若年層や女性、就職氷河期世代などの就職活動をサポートする胆振地域人材確保・定着促進事業の一環。釧路市のキャリアコンサルタント業「MOKA．」が受託した。 業種別に時間を区切り、仕事内容の説明や意見交換、個別面談などを行う形で求職者延べ37人が来場した。製造・運輸業部門には5社が参加し、現場の様子を収めた写真や自社のパンフレットを使って業務内容を紹介。資格取得の支援制度や中途採用の割合、業界の魅力、女性の活躍状況なども丁寧に説明していた。 長年、特殊車両の運転業務に従事していたという男性（76）＝美園町＝は「経験を生かせる仕事に就きたいと考え、参加してみた。いろいろな会社の話を参考にしたい」と述べた。仕事内容などの説明に耳を傾ける参加者