認知症や障害で判断力が低下している人の生活を手助けする「成年後見制度」と「日常生活自立支援事業」の説明会が7日と13日に苫小牧市内で行われる。とまこまい成年後見支援センターの主催で、参加無料。個別相談も受け付ける。
7日は沼ノ端コミュニティセンター、13日はのぞみコミュニティセンターで開催。いずれも午後1時半~同3時に説明会を行った後、個別相談会を開く。相談時間は1人20分程度。
成年後見制度は本人の判断能力に合わせ、後見人が財産管理や契約、身上監護などを行うもの。本人や親族、市町村長などの申し立てに基づき、家庭裁判所が親族や弁護士、社会福祉士などの中から適任者を後見人に選任する。
日常生活自立支援事業は都道府県社協などが実施主体で、本人との契約に基づく事業。制度や法律の知識を有する生活支援員が、福祉サービスに関する情報提供や利用手続き、預金の払い戻しなど日常的な金銭管理を手伝う。
苫小牧でも一人暮らしの高齢者や、頼れる身内がいない人が増えていることから、これらの支援策の周知へ説明会を企画したという。
定員は説明会が先着20人、相談会は同10人。申し込み、問い合わせは同支援センター 電話0144(38)7291。