各国に強力選手/ライバル国代表の動向

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  • 2025年2月5日

 日本代表「スマイルジャパン」と来季五輪出場を競う来日各国チームは3日までに苫小牧入りし、5日には試合会場のネピアアイスアリーナで公式練習に臨んだ。日本のライバルたちの最近の戦況を振り返り、予想されるスターティングメンバーの中から注目すべき選手を取り上げる。

 初戦で当たるフランスは世界ランキング13位で勢いがある。2023年の世界選手権トップから降格し、24年はディビジョン1A(2部相当)3位ながら、来年、隣国イタリアで開催される五輪に初出場を懸けて挑んでくることは明らかだ。

 昨年12月、日本がデンマーク遠征時に出場した4カ国対抗トーナメントで直近の対決があり、日本は延長の末、2―3で敗れた相手。FWオーラールは北米プロリーグでプレーしていて、同トーナメントの対戦で日本から2得点した。同じくデュビンは昨シーズンスイスリーグMVPと最優秀FW。GKテオードは身長179センチと大柄で昨年末の日本との対戦でシュート34本浴びながら2失点に抑えた。

 続く試合を行うポーランドは世界ランキング20位。22年からの2シーズン続いたディビジョン1B(3部相当)2位が過去最高成績。過去、日本との対戦はないが、今回につながった3次予選では同じグループの韓国を5―0で完封した。注目選手のうち、同国代表が参加する欧州女子リーグのEWHLで活躍するFWポズニエフスカは33歳のベテランで今季16試合出場で13得点3アシストを挙げ、3次予選も4ゴール1アシストと好調だった。

 最終日に激突するアジアのライバル中国は世界ランキング12位。過去、北京での自国開催も含めて五輪4大会に出場し、2000年代にはランキング最高位4位だっただけに失地回復を期した今回の戦いとなろう。ディビジョン1Aから昇格して臨んだ昨年の世界選手権トップでは、日本をPSS(ペナルティーショット戦)の末、3―2で破った。22年以降の日本との3戦対戦成績は中国が2勝し、日本は1勝。注目される選手としては身長175センチのGKジャンがいる。18歳の新星で前回の世界選手権にも出場していた。

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