茨戸川のワカサギ/良型目立つも 暖気で釣果一服

  • 釣り
  • 2025年2月6日
釣りテントが立ち並ぶ茨戸川サーモンファクトリー裏
釣りテントが立ち並ぶ茨戸川サーモンファクトリー裏

 釣りテントが立ち並ぶ茨戸川サーモンファクトリー裏 例年より積雪が少ない札幌近郊の茨戸川。その影響で氷が厚くならず、早い段階でシーズンが終わってしまう可能性が出てきた。今後の寒さと降雪に期待したいところである。

 1日、茨戸川の中でも人気の高いサーモンファクトリー裏の様子を見てきた。ここは佐藤水産さんの厚意で駐車場とトイレが開放されているため、多くの釣り客が訪れる。午前11時すぎ、指定された駐車場に車を止めて釣り場に行くと多くのテントが立ち並んでいた。欄干を乗り越えて氷上に下りると足元はザクザク。新雪が積もった部分は10㌢ほど水が浮いていてコンディションは良くない。前夜から降り続いた30㌢ほどの雪の重みで氷が沈み、その上に水が浮き出したようだ。防寒防水の長靴がなければとても歩くことはできない状況だが、氷上は盛況だ。トイレが使えることもあり、女性や子どもを連れた家族の姿も多く活気にあふれていた。

 石狩市から来たベテラン風の男性に釣果を聞くと、この日はあまり良くないよう。暖気の影響で雪解け水が流れ込み少し濁っているという。容器を見せてもらうと10~15㌢の型の良いワカサギが50匹ほど元気に泳いでいた。0・8号5本針に餌は赤ムシを使用。この日はベタ底での反応が良いと言っていた。

 試しに記者が持参した魚群探知機を水中に入れるとやはり底付近での魚影が目立つ。場所を変えて他の人にも聞いてみたが釣果はそれほど変わらない。風が無いのでテントの外でさおを出している人も多かった。

 昼になると近くから良い匂いが漂ってきた。つられて行ってみると家族連れが炭をおこして焼き肉を食べている。これもワカサギ釣りならではの楽しみだ。

 記者もおなかが空いてきたのでサーモンファクトリーで昼食を取ることにした。釣り客らしき人の姿も散見される中、安くて美味と定評のある海鮮丼を注文。海の幸を満喫して取材を終えた。

 まだ釣りはできそうだが、例年より氷が薄いので安全に配慮しながらシーズン中盤のワカサギ釣りを楽しんでほしい。特に岸辺は解けていることがあるので注意が必要だ。(大中 吉 隆)

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