GK増原、試合の流れ支配

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  • 2025年2月7日
初戦を勝利で飾り、試合後に観客席へ手を振るGK増原=同、同
初戦を勝利で飾り、試合後に観客席へ手を振るGK増原=同、同
初戦のフランスの攻撃からゴールを守るGK増原=同、同
初戦のフランスの攻撃からゴールを守るGK増原=同、同

 

 

 初戦のフランスの攻撃からゴールを守るGK増原=同、同初戦を勝利で飾り、試合後に観客席へ手を振るGK増原=同、同 押し上げてくるフランスの大柄な体つきの多いFW陣と対峙(たいじ)しながら臆することなく果敢に向き合ったのが身長157センチで決して大きくはないGK増原だ。大切な初戦を飯塚監督に任され、的確にポジショニングしつつ、ブロックやシュートキャッチを繰り返し、1失点に抑え抜いた。「きょう、勝ちはしたけれど、次の試合は失点したくない」。気丈に自身の次の試合の目標を設定していた。

 

 

 第2ピリオド18分すぎ、前方の高い位置ででターンオーバーが起き、サイドから突進してきたフランスのFWがシュートし、反対位置の二番手が伸ばしたスティック先に合わせる妙技で1点を奪われた。悔いは残ったが気持ちを切り替え、「チームは『圧倒的に勝つ』という目標を達成できていた」とトータルの出来をわきまえる。相手に流れを渡さない試合運びの立役者の一人になった。DFで主将の小池は「ピンチになったとき、GK(増原)にかなり助けられていた」と感謝した。

 

 

 自身は出だしから「自信をもってプレーできていた」と言う。代表合宿招集時にGKコーチ陣から習い、攻撃の出方に応じて前後するスケーティングの技術をフルに発揮して、シューターと向き合うゴールの守り人としての熟度を増してきた。故郷での最終予選。「応援がたくさん。後押ししていただいたのがプラスになって、いいパフォーマンスができた」と笑顔が輝いた。

 

 

 次に先発を命じられたら、いつでも出て行く心と体の準備をするつもりだ。「どういうゲーム展開になるかは分からないけれど、チームを勝ちに導けるようにしたい」。スマイルジャパンの屋台骨を支える覚悟はできている。

 

 

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