苫小牧の冬の風物詩「第59回とまこまいスケートまつり」(同まつり実行委員会主催)が8日、中央公園(市若草町)をメイン会場に開幕した。冬晴れの青空が広がる中、ドラム缶こんろでジンギスカンを焼く名物「しばれ焼き」や、雪の「ちびっこすべり台」が人気を集めている。まつりは9日午後6時まで。
午前10時の開場に合わせて多くの市民が訪れており、アトラクションを楽しむ子どもたちの歓声が響き渡っている。ステージでは午前11時に開会宣言。陸上自衛隊第7音楽隊の演奏を皮切りに、訪れた人を楽しませている。
「ちびっこすべり台」も順番待ちの子どもたちが列をなした。陸自第73戦車連隊(恵庭市)による「スケートまつり支援隊」が千歳市から大量の雪と氷を運んで完成させた滑り台で、高さ4・9メートル、幅16メートル。子どもたちが「わあー」「きゃー」と声を上げながら滑ったり、「もう1回」とすぐに列に並び直す光景が広がった。
同支援隊が制作した「とまチョップ雪像」前も、記念撮影する親子連れでにぎわった。チューブ滑りを楽しんでいた苫小牧澄川小3年の岩舘史久君(9)は「少しお尻が痛かったけど楽しい。この後、射的やしばれ焼きも楽しむ」と話していた。