障害理解し手助けを あいサポートキッズ講座 北星小

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  • 2025年2月10日
どんな手助けができるか考える児童

 苫小牧北星小学校(北條孝行校長)は5日、3年生の学活の授業で「あいサポートキッズ」について学ぶ講座を開いた。苫小牧市障がい福祉課の渡辺朱莉さん(20)を講師に招き、児童49人が真剣な表情で耳を傾けた。

 市は、障害者へのちょっとした手助けや配慮を実践する「あいサポーター」の養成を進めており、小学生の「あいサポートキッズ」を増やすための講座も行っている。渡辺さんは、困っている人を見掛けたら「あい(I)=わたし」が手助けする―と「あいサポート」の趣旨を説明。「障害は個人の特徴の一つ」と話し、頑張って乗り越えるものではなく、社会全体で支えることが大切と訴えた。

 例えば雪道で荷物をたくさん抱えてベビーカーを押す女性をどのようにサポートするか―と問い掛け、児童からは「荷物を代わりに持つ」「ベビーカーを押す」「雪を溶かして歩きやすくする」などの意見が寄せられた。

 渡辺さんは「障害の有無にかかわらず、助け合いの心を持って学校生活を送ってほしい」と話し、三上愛乃(めい)さん(8)は「障害を持つ人の気持ちを理解して、困ったときは助けようと思った」と力強く語った。

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