苫小牧西小学校(大塚志保校長)は6日、苫小牧市社会福祉協議会の職員を招き、車いすの体験授業を行った。総合的な学習の一環で、5年生の児童23人が体の不自由な人を手助けする方法を学んだ。
児童は操作の仕方を教わった後、車いすに乗る側と押す側の両方をスロープや砂利道などさまざまな状況を想定して体験した。下り斜面では車いすが滑り落ちないようハンドグリップをしっかり握るほか、「段差がありますよ」などと声を掛けながら安全に押すポイントを学んだ。
このほか、1人暮らしの人のためのロボットや、トイレにもなる椅子などの福祉用品も手に取った。木本翔君(11)は「車いすの人の気持ちがよく分かった。段差や坂で困っている人がいたら積極的に助けたい」と話した。