スマイルJ 五輪一番乗り 女子IH 苫小牧で最終予選

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  • 2025年2月10日
3戦全勝で1位通過を決め、スマイルジャパンメンバーと関係者らが記念撮影=9日、ネピアアイスアリーナ

 

 

 

 スマイルジャパン、圧倒的に3連勝飾る―。開幕まで1年を切ったミラノ・コルティナ冬季五輪大会出場を懸けた女子アイスホッケーの最終予選G組が9日まで苫小牧市のネピアアイスアリーナで行われた。来日した3カ国チームを迎え撃った日本代表は8日の第2戦でポーランドに6―0で完勝し、全冬季競技を通じた日本勢の五輪切符獲得に一番乗りした。最終日には中国を4―1で下し、3戦全勝を果たして氷都・苫小牧決戦を締めくくった。[関連8、9、15面]

 

 

 試合後にはセレモニーが行われ、代表に最終予選1位通過の証しを刻んだ銀色の円盤が代表の小池詩織主将に手渡された。満面に笑みを浮かべたスマイル戦士たちがそれぞれ、銀盤上で大きな喜びを表した。

 

 

 代表を率いる飯塚祐司監督は3戦を終えて「想定していた以上にスムーズに得点できた」とほっとした表情を見せ、「2戦目以降は守りを固められて苦労した。攻撃のオプションを増やさないといけない」と課題を挙げた。「強豪国と戦う五輪本番では守りの時間帯が長引くが、そこを強化したい」と語った。

 

 

 チームをまとめ、DFとして活躍し続けた小池主将は「堂々とプレーし若手の成長をうれしく感じた」と振り返り、「五輪でメダルを取れるチームを目指したい」と抱負を述べた。

 

 

 今回の最終予選G組は4チームが総当たり戦を実施し、2位は2勝したフランス、3位は1勝の中国、4位は全敗のポーランド。五輪最終予選の日本開催は韓国・平昌大会1年前だった2017年に苫小牧で行われて以来8年ぶり2度目だった。

 

 

 

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