市防犯のまちづくり懇話会 次期総合計画案を確認

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  • 2025年2月12日
次期総合防犯計画について協議する委員ら

 次期総合防犯計画について協議する委員ら 苫小牧市の防犯対策について市民が話し合う市防犯のまちづくり懇話会(山端豊城委員長)が7日、市役所で開かれた。2024年度の最終会合で、出席した委員8人は19日開会の市議会に提出される第3次市総合防犯計画案(25~29年度)の内容を確認した。

 同計画は▽防犯意識の向上▽地域の防犯力の強化▽安全で安心な環境の整備―を3本柱に、防犯、防災、交通安全に関する安全マップの作成や「ながら見守りタイ」の募集強化、通学路への防犯カメラ設置などを盛り込んでいる。

 今回新たに「市民に110番映像通報システムの協力を呼び掛ける取り組み」を追加した。同システムは、通報者がスマートフォンなどで撮影した事件事故の映像を送信することで警察の初動対応がスムーズになり、被害を最小限に抑えることが期待される。23年4月から道警本部で導入されているが、委員からは誰もが操作しやすいシステムにする必要性も指摘された。

 山端会長は「地域全体での防犯活動を通じたまちづくりが重要」と話し、活動への関係機関の協力を呼び掛けた。

 市は市議会の議論を経て、3月に計画を完成、公表する方針。

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