千歳市支笏湖温泉で24日まで開催中の「千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」(国立公園支笏湖運営協議会主催)で、新千歳空港、JR千歳駅と会場を結ぶ有料シャトルバス「氷濤ブルーライナー」の利用が好調だ。交通渋滞緩和などを目的に同協議会が初めて導入した。原則2日前までの予約制で、すでに満席の便も出ており、早めの予約を呼び掛けている。
申し込みは「2025千歳・支笏湖氷濤まつり」の専用サイト。新千歳空港からJR千歳駅を経由して支笏湖温泉の氷濤まつり会場付近に到着する。停留所は3カ所のみで、新千歳空港からの所要時間は約1時間。往路の同空港発は午前9時から2時間置きに午後5時まで計5便。復路の会場発は午前11時半から2時間置きに午後8時半まで計6便。補助席を除き45席で、料金は片道一律2000円(6~12歳は1000円)。
同協議会によると、路線バスより割高ながら、予約で必ず座れる上、寒い中での待ち時間が無いため連日ほぼ満席の状態。補助席を含め空きがあれば予約なしの乗車も可能だが、すぐに埋まってしまう便も多いという。千葉県から初めてカップルで来たという会社員男性(25)は「飛行機で帰るので、時間の見通しが立つシャトルバスは助かる」と話していた。