苫小牧市弥生町の認定こども園かおり幼稚園(加藤真希子園長)は5月26日、道の「道民ひとり1本植樹・育樹運動」の一環で植樹会を開き、年長児19人が参加した。木育の推進やゼロカーボン社会の実現に向け、全道で500万本の植樹・育樹を目指す運動。同園が賛同し、苗木を用意した胆振総合振興局と共に実施した。
園児たちはホールで森林の大切さや地球温暖化に関する講話に耳を傾けた後、園庭に移動。同局職員の手ほどきを受けながらスコップで20センチほどの穴を堀り、ハスカップやライラックなど計10本の苗木を丁寧に植えた。最後に苗木の成長を祈りながら、じょうろで水をまいた。
ライラックを植えた越智優真ちゃん(5)は「初めて木を植えた。大きくなるのが楽しみ」と笑顔。同振興局林務課の渡辺基主査は「植樹会を契機に、自然を大切にする気持ちが芽生えてくれたらうれしい」と話した。