テレビ朝日系(HTB)の連続ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(火曜午後9時)で主演を務める橋本環奈。作品について「医療ミステリーとしてのストーリーに深みがあり、コミカルで純粋に面白い」と自信を見せる。
診断医ならではの医学的知見と診断能力を生かし、次々と不可解な超常現象や難事件を解明していく〝医療版シャーロック・ホームズ〟。現役医師でもある知念実希人の人気小説シリーズを実写化した。
演じる鷹央は自閉スペクトラム症のため人の気持ちが理解しにくい半面、超人的な知能や記憶力を持つ天才ドクターだ。「結構、ぶっ飛んだキャラクター。変わっている人は好きですが、もし近くにいたら天才過ぎて話が合わないでしょうね」とほほ笑む。
初の医師役で、専門用語の長せりふに苦労している。「大変ですが、やりがいはすごくあります。演じていて楽しいし、終わったときの達成感もあるだろうし」と語る。
ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説「おむすび」を今春に終えたばかり。今回のドラマの取材に応じた日も、早朝から番組宣伝のためテレビの生放送に出演していたが、疲れも見せず元気いっぱい。「みんなに言われますが、『体力お化け』だと自分でも思っています。大病をしたことはなく、風邪も引かない。両親が強い子に生んでくれ、感謝ですね」と大きな瞳を輝かせる。
次に目指すものは何か。「目標を言葉で決めてしまうと、結局、ゴールがそこでしかなくなってしまう。2年後、3年後、自分が今想像できる橋本環奈像だとつまらないなと思うので、自分自身の期待をいい意味で裏切り、超えていきたい」とさらなる高みを目指す。
「休みができたら、朝からキャンプやゴルフに行き、アクティブに活動するタイプ」と語る橋本環奈=東京都港区