◇支笏湖、チップ釣り解禁(6月1日) ヒメマス(チップ)釣りが千歳市の支笏湖で解禁された。午前3時に湖畔の各ボート置き場から動力船が一斉に繰り出し、解禁エリアの湖上で釣り糸を垂らす光景が広がった。初日は平均50匹程度の釣果で、100匹超えの大台に乗せる釣り人もいるなど、上々の滑り出しとなった。漁期は8月31日まで。
◇道内公立高校配置案、苫小牧西など1学級減(3日) 道教育委員会が2026~28年度の公立高校配置計画案を発表。中学校卒業者数が全道で前年から1038人減少する28年度、胆振東学区の苫小牧西(現在1学年4学級)、後志学区の小樽桜陽(同5学級)、渡島学区の函館西(同6学級)、上川南学区の旭川工業(同6学級)、十勝学区の帯広緑陽(同4学級)と芽室(同学級)の6校を各1学級減らすほか、上川南学区の美瑛(同1学級)の募集を停止する。
◇長嶋茂雄さん死去(同) プロ野球巨人の4番打者、監督として野球界に偉大な足跡を残し、「ミスタープロ野球」と呼ばれた国民的英雄、長嶋茂雄さんが午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。千葉県出身、1958年巨人入り。1年目に本塁打王、打点王、新人王に輝いた。天覧試合のサヨナラ本塁打など大舞台で無類の勝負強さを発揮。高度経済成長期にあった国民に夢と希望を与え、王貞治選手との「ON」コンビで巨人を9年連続日本一に導いた。
◇苫小牧市拓勇の住宅地にヒグマ(3、4日) 3日午前0時45分ごろ、同市拓勇東町の公園に侵入するヒグマを付近住民が目撃。同1時15分ごろには公園から900メートル離れた拓勇西町の国道36号を横断しようとするヒグマが目撃された。いずれも体長は約1・5~2メートル。公園内に約15センチの足跡が残されていた。4日午前7時20分ごろには新開町のコンビニエンスストア店員から、「客が明野川にクマがいるのを見たと言っていた」と苫小牧署に通報があった。市は公園に看板を設置するとともに、防災無線や広報車による巡回を実施してヒグマの出没情報を周知した。
◇年間出生数、初の70万人割れ(4日) 厚生労働省は2024年の日本人の人口動態統計を公表。出生数は68万6061人で初めて70万人を下回り、統計がある1899年以降最少となった。1人の女性が生涯に産む見込みの人数を示す合計特殊出生率も1・15と過去最低を更新し、いずれも9年連続の下落となった。出生数は1949年の約269万人がピーク。2016年に100万人を割り、22年には80万人をそれぞれ下回った。