駒沢苫小牧幼稚園(荒澤義寛園長)は、駒大苫小牧高校サッカー部の協力で、園児と部員の交流の場を定期的に設けている。園と校舎が隣接する利点を生かし、部員が部活動の時間などに園に出向いており、話したり遊んだりして園児を楽しませている。
昨年秋に交流催事を実施し、継続的に行うことを両者で合意。5月上旬に始め、同月26日の3回目の交流会には、年中、年長児約30人と同部の部員24人が参加。同高校のグラウンドの芝生でサッカーのシュート練習やミニゲーム、鬼ごっこなどをした。
井村玲太ちゃん(5)は「(高校生の)顔を覚えてきた」と笑顔。前多藍ちゃん(5)は「楽しいので、これからも続けてほしい」と目を輝かせる。
同部3年の織田大地副主将(17)も「前に一緒に交流した子は顔を覚えていて、楽しかったと言ってもらえるのがうれしい」と目を細める。「先生方が普段、どういう意図で自分たちに話しているのか、指導者の目線で考えることがある」とも話し、園児との交流が年長者の考えに気付く機会にもなっているよう。