苫小牧市図書館協議会(井村友美会長)の定例会が4日、市立中央図書館で開かれた。同図書館の富田歩美館長は2025年度の新規事業として、医療機関と連携した特定疾患に関する「市民のための健康講座」や北洋大学とのコラボ事業、妊婦向け絵本講座などを予定していることを明らかにした。
同協議会は図書館の運営やサービスについて館長の諮問に応じるとともに、意見を述べる機関。委員7人が出席し、今年度事業計画の説明を受けた。
24年度事業報告では、本を要約して短時間で読めるようにするウェブサービス「flier(フライヤー)」の導入や絵本カルタ大会、法律セミナーなど、新たな取り組みが利用者増につながったと報告した。来館者数は減少したものの、本の貸し出し利用人数と問い合わせ件数が増加したという。
富田館長は「人と人を結ぶのが図書館の仕事。さらなる発展のため、さまざまな事業を検討していきたい」と述べた。