ねんりんピック 苫教室の3人、本道代表で出場 健康マージャン交流大会

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  • 2025年6月10日
ねんりんピック岐阜大会の出場権を得た(左から)岩渕さん、深山さん、阿部さん

 10月に岐阜県で開かれる「第37回全国健康福祉祭ぎふ大会 ねんりんピック岐阜2025」の健康マージャン交流大会に、苫小牧市音羽町の苫小牧麻雀文化教室から3人が本道代表選手として出場予定だ。同教室からの選手輩出は、18年連続という。

 ねんりんピックは60歳以上のスポーツと文化の祭典で、厚生労働省や開催都道府県などが主催。今年は18~21日、岐阜県内で56大会を予定しており、健康マージャン交流大会は19、20日に大垣市で開催される。初日は団体戦、2日目に個人戦という日程だ。

 例年、本道からは予選会を経て、札幌市民4人と同市以外の4人が代表に選ばれている。

 今年も5月、札幌で予選会が開かれ、同教室の深山勢都子さん(66)=しらかば町=、岩渕智恵子さん(61)=汐見町=、阿部やす子さん(76)=拓勇東町=が出場権を得た。

 深山さんは定年退職後、マージャンを本格的に学ぼうと、市内のコミュニティセンターで開かれていた教室に通い始めるように。昨年、鳥取県で開かれたねんりんピックで初出場を果たすも「いつも通りのマージャンができず、チームの足を引っ張ってしまった」と反省。「今回はとにかく団体戦で記録を残したい」と意気込む。

 岩渕さんは「予選会では手ごわい深山さんと対戦したので『もう駄目だ』と諦めたけど、最後の対局で勝つことができ、念願のねんりんピックに行ける」と喜ぶ。知人の影響でマージャンを始めて10年といい、「対局は時の運。大会の雰囲気をしっかりと味わってきたい」と語る。

 14年前に苫小牧に引っ越してきた際、友だちづくりのためマージャンを始めた阿部さんにとっては、初のねんりんピック。今回の予選会は出場を見合わせる予定だったが、仲間の強い誘いで参加。「点数がプラスで終われば」という軽い気持ちが奏功したのか緊張せずに結果を残せ、本道代表に選ばれたという。

 大会本番まで同文化教室に通い詰め、実力を磨くことを心に決めている3人。「とにかく楽しむ気持ちを忘れず、自分たちの実力を発揮してきたい」と口をそろえた。

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