引きこもり当事者や家族へ交流の場 初の夜間開催 苫小牧市社協が20日

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  • 2025年6月12日

 苫小牧市社会福祉協議会は20日午後6時から、市民活動センターで、引きこもりの当事者や家族が集まり、語り合う催し「居場所とまとま」を開く。日中に時間を取れない人に向けた初の夜間開催。気持ちが少しでも軽くなるよう、情報交換や相談窓口の紹介などを行う。予約不要で出入り自由。

 市社協は当事者や家族が地域内で孤立することを防ぐため、2023年度から居場所づくり事業として「とまとま」を実施。昨年度は講演会形式で行った回を含めて5回実施し、計150人が参加した。

 今年度も7月以降、奇数月の日中時間帯に「とまとま」を計画しているが、これとは別に、今回初めて夜間の回を開催。「日中は参加が難しい」という市民の声を受けた試みで、悩みや現状などを語り合ったり、相談窓口や支援を受けるための手続きについて情報交換を行ったりする。当事者や家族のほか、引きこもりの経験がある人、支援的立場にある人などの参加を想定している。

 市社協は「当事者や家族が抱える不安や困り事、悩みはそれぞれ。どこにどのように相談したらいいか分からない人にとって、少しでも役立つ情報を伝えられれば」と話す。

 希望者は直接会場へ。問い合わせは市社協 電話0144(84)6635。

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