日本ハムは投打がかみ合い、交流戦初の同一カード3連勝を収めた。6得点の援護を背に、北山が力投。8回1失点、自己最多の14奪三振で4勝目を手にし、「野手が援護点を取ってくれたので、最後まで自分のペースで投げ切れた」と感謝の言葉を並べた。
一回は連打と失策で先制点を献上した。「フォームが浮足立っている感覚だった。力の伝え方で納得していないところがあった」。捕手の進藤と話し合い、回を重ねるごとに修正していった。
持ち味の150キロを超える力強い直球に落差のあるフォークが生き、毎回三振を奪った。これで規定投球回に到達し、防御率1・17はパ・リーグのトップ。「やるからには一番の成績を取りたい。ひとまず名前が載ったのはすごくうれしいが、もっと高みを目指したい」と意欲を示した。
打線では2番五十幡が躍動した。俊足を生かして2本の三塁打を放つなど3安打2打点。「抜けたら三塁にいってやろうという気持ちがあった。三塁打は余裕」と胸を張った。
2カード連続で負け越していた交流戦は、これで5勝4敗に。貯金は今季最多の10とした。北山は「切り替えてあすからも頑張りたい」と語った。