鈴木直道知事は13日、定例記者会見を開き、7月25日にリニューアルオープンする道庁赤れんが庁舎に入居する「北海道の食の魅力を発信するレストランとカフェ、地域の特産品を取り扱うショップのコンセプトなどが決定した」と発表した。カフェは石屋製菓(札幌市)、レストランはノースグラフィック(同)、ショップはニトリパブリック(同)がプロデュースして出店。「このリニューアルを機に多くの皆さんにくつろいでいただける、新しい空間が生まれることになる」とアピールした。
いずれも北海道赤れんが未来機構(代表団体・北海道新聞社)が指定管理している赤れんが庁舎1階にオープンする。
レストランの店名は「HOUSE.H(ハウスエイチ)」。店舗面積は186平方メートルで53席収容。営業時間は午前8時45分~午後9時(ラストオーダー午後8時半)。「ビストロ温室」などの人気店を手掛けるノースグラフィックの19品目のメニューを楽しめる。ブランチのセットで1980円、コースで4000円を予定している。
カフェの店名は「白い恋人 Akarenga sweets labo(スィーツラボ)」で、店舗面積は136平方メートル。営業時間は午前10時~午後6時。「白い恋人ソフトクリーム」などを販売。赤れんが庁舎が描かれた限定パッケージのオリジナル商品「ISHIYAセレクション」(2160円)も販売する。
また、知事は、政府が随意契約で放出した備蓄米について、過疎地を含む道内各地で「物価高騰の中、備蓄米はいつ来るのかと思っている方も多い」と強調。道内の事業者に速やかに届けるよう同日、小泉進次郎農水相に電話で要望したことを明らかにした。「事業者はスピード感を持って申し込んだ。早く届けてほしいという声を聞いた」と説明した。