逢坂代表を再任 参院選後、改めて選出へ 立憲道連定期大会

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  • 2025年6月16日
参院選へ向け「ガンバロー」コールで締めくくった定期大会=14日午後、京王プラザホテル札幌

 参院選へ向け「ガンバロー」コールで締めくくった定期大会=14日午後、京王プラザホテル札幌 立憲民主党道連(代表・逢坂誠二衆院議員)は14日、札幌市内で第6回定期大会を開き、7月3日公示、同20日投開票が確定的な参院選の「北海道重点政策」を決めた。任期満了に伴う役員も改選し、逢坂代表を再任。ただ、逢坂氏自身の意向を尊重し、参院選終了までの異例の続投に。8月以降に臨時大会を開き、改めて新代表を選出する構えだ。

 定期大会には、全道各地の代議員ら約200人が出席。冒頭、あいさつで逢坂代表は「道連代表に就任したのが2019年。この間、統一地方選の知事選で池田真紀さん(現衆院議員)に頑張っていただいたが、大きな敗北になってしまった。これから行われる参院選も(改選数3の道選挙区で)わが党から2人を擁立するという目標を立てて進めたが、残念ながら目標を達成することができなかった」と説明。こうした責任を取り、代表選には出馬しない決意を固めていたが、本道選出の国会議員団から道選挙区に出馬する現職の勝部賢志氏(65)の「選挙が終わるまで、しっかり責任を果たすのが役割だと強い要請をいただいた」と続投を決めた理由を述べた。

 逢坂氏は「勝部さんの勝利をしっかり勝ち取った後、代表を次の方にバトンタッチしていく」と強調。参院選終了後、「近い時期に臨時大会を開催し、次の代表を選んでいただく」と理解を求めた。

 役員改選の三役人事では、逢坂代表を再任したほか、笹田浩幹事長(道議)も再任。選対委員長は沖田清志道議(苫小牧市区)が道議会民主・道民連合の会長に就任したため退任し、後任に自治労出身の山木紀彦氏を起用した。

 参院選の北海道重点政策としては①どこでも安心して暮らせる北海道②本道の農林水産業を守る③教育の無償化④物価高騰対策を強化⑤道民の足を確保する―の5本を柱に掲げた。

 定期大会には、連合北海道の須間等会長も来賓で出席。参院選道選挙区は「野党での2議席確保」を目指して「支援組織、地域協議会、退職者連合が一丸となって取り組みを進めていく」との姿勢を示した。

 立憲と連合、国民民主党道連、北海道農民政治力会議の「民主連絡調整会議」(4者会議)は道選挙区について、「共倒れ」を避け自民との「2対2」の構図をつくるための作業に奔走。立憲・勝部氏のほか、2人目の候補を国民民主党新人の鈴木雅貴氏(33)に絞り込んでいる。

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