苫小牧アイヌ協会(作田悟会長)は22日午前10時から、アイヌ民族の3体の遺骨を保管している苫小牧市美術博物館前で神に祈りをささげる儀式「カムイノミ」と先祖供養「イチャルパ」を行う。
同館との共催で、苫小牧アイヌ文化保存会や千歳アイヌ文化伝承保存会から約40人が参加する予定。同館前の芝生の広場に火や水などの神を模したイナウ(御幣)を立て、祭司を務める作田会長がアイヌの言葉で祝詞を上げる。
祭具で神に酒をささげるなど伝統にのっとった所作で行われ、儀式の後には、アイヌの伝統舞踊も披露される。
同館は「伝統儀式の見学を通じ、アイヌ文化への関心が高まれば」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後0時半までで、見学希望者は直接会場へ。
問い合わせは同館 電話0144(35)2550。