7月21日に札幌市で開かれる「サッポロシティジャズ2025」のパークジャズライブコンテスト(実行委員会主催)に、苫小牧市の3人組バンド「岩城麻実JAZZ TRIO」がファイナリストとして出場し、道内外の9組と最優秀賞を懸けて演奏する。
同バンドは22年、同市澄川町のピアニスト岩城さん(35)が夫でドラマーの石川海さん(33)、ベースの池田賢さん(37)と結成。精力的に市内外の音楽イベントへの出演を重ねてきた。
07年に始まった同コンテストにはプロ、アマ問わず、全国の実力派バンドが集結。バンドでのコンテスト出場は初めてという岩城さんは「旧知の仲間に背中を押されて応募したが、まさかファイナリストに残れるとは」と驚く。
4月の音源審査を経て、道内をはじめ東京、大阪、岐阜などの65組の中から10組のファイナリストに選ばれた。
ライブ形式のコンテスト本番は、7月21日に札幌市民交流プラザクリエイティブスタジオで開催。実行委は「音楽の質の高さや将来性などを加味して選んだ」とし、出場者のクオリティーの高い演奏に期待を寄せる。
岩城さんらは4番目に出演し、オリジナル曲「クリスタル キャンディ ドリーム」など3曲を披露する予定。最優秀バンドには、海外のジャズフェスティバルへの出場権が与えられ、渡航支援で最大100万円の補助も得られる。
岩城さんは「以心伝心でセッションできるメンバー。やるからには最優秀バンドを目指す」と意気軒高。石川さんも「憧れのステージなのでとてもうれしい。楽しみながら演奏したい」と抱負を述べた。
このほか、同バンドは今月19、20の両日、札幌市中央区の大通公園など市内全11会場で約200組が出演するパークジャズライブにも参加。19日午後1時55分~同2時25分、札幌市民交流プラザでオリジナル曲などを演奏する。