党首会談 首相、関税交渉の状況報告 立憲代表、不信任案判断へ

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  • 2025年6月19日

 石破茂首相(自民党総裁)は19日昼、立憲民主党の野田佳彦代表ら与野党6党首と国会内で会談する。日米関税交渉を巡り、トランプ大統領とのカナダでの会談で合意に至らなかったと報告。閣僚協議を継続する方針を伝え、理解を得たい考えだ。野田氏は首相の説明を踏まえ、内閣不信任決議案を提出するかどうか最終判断する。

 党首会談はカナダ訪問前の12日にも行っており、立憲に加え、公明党、日本維新の会、国民民主党、共産党、れいわ新選組の党首が出席する見通しだ。

 今国会は22日が会期末で、延長されなければ20日が最後の平日となる。首相は不信任案が提出されれば、採決前にも衆院解散に踏み切る構えを見せ、野党をけん制する。立憲は衆院選の準備が遅れている上、政治空白を生じさせたとの批判を懸念しており、党内で慎重論が強まっている。

 一方、野党各党は18日、井林辰憲・前衆院財務金融委員長(自民)の解任決議を衆院本会議で連携して可決した。閉会後に控える参院選に向け、政府・与党への対決姿勢をさらに鮮明にすべきだとの声も根強く残る。

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