オルガニスト大平健介さんによるパイプオルガンのコンサートが22日午後2時から、苫小牧市本町の日本キリスト教会苫小牧教会で開かれる。一度は聞いたことがある有名曲などを通し、パイプオルガンの重厚な音色を楽しむことができる。

　大平さんは東京芸術大学の大学院修了後、オルガンの名手として国内外で活動。現在は日本キリスト教団聖ケ丘教会首席オルガニストを務めている。

　コンサートではバッハ作曲「小フーガト短調」、パッヘルベル作曲「アポロンの六弦琴より、アリア変奏第五番」、フローベルガー作曲「トッカータイ短調」などを演奏予定。卓越した演奏技術を目の前で見ながら、美しい響きを鑑賞することができる。

　苫小牧教会のパイプオルガンは伝道100年の節目を迎えた2018年、市内の信者から寄贈された。日ごろ聞く機会の少ないこの楽器に親しんでもらおうと、昨年に続いてコンサートを企画した。同教会の丸徹牧師は「昨年は近隣の人をはじめ、多くの市民の皆さんに楽しんでもらった。今年もぜひ、気軽に足を運んでもらえれば」と話す。

　チケットは大人2000円、大学生1000円、高校生以下500円。21日には室蘭教会（室蘭市幸町）でもコンサートが予定されており、お得な2日間券も取り扱っている。

　申し込み、問い合わせは苫小牧教会　電話0144（32）4509。