苫小牧市内中央部と西部の小中学校25校と苫小牧支援学校の給食に18日、苫小牧産のホッキ貝を使った「とまこまいホッキカレー」が登場した。6月の食育月間に合わせ、苫小牧のホッキ漁獲量の24年連続日本一や、郷土の味を知ってもらうのが狙い。
苫小牧東小学校(五十嵐寛明校長)の3年1組(35人)では、ホッキカレーとご飯、バランスアップサラダの3品が提供された。児童たちは「ホッキだ!」と歓声を上げた後、黙々と口に運び、あっという間に平らげた。成川ゆきのさん(9)は「地元の名物だけど、あまり食べる機会がなかったので楽しみにしていた。コリコリしておいしかった」と笑顔を見せた。
ホッキカレーは苫小牧漁業協同組合とマルゼン食品(樽前)の協力で、1993年から給食に登場。今年は市内の全小中学校、特別支援学校にホッキ計3・6トン、1万3018食分が寄贈された。東部の小中学校は20日の給食に提供される。