大阪万博に苫小牧ブース出展 会場でホッキ貝の試食 官民挙げ世界にPR

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  • 2025年6月6日
大阪・関西万博への出展に協力を呼び掛ける西田社長

 現在開催中の大阪・関西万博に30日~7月6日、官民挙げてPRブースを出展する「チーム苫小牧」の詳細が固まった。期間中はマルトマ苫小牧卸売(市汐見町、西田浩一社長)を中心に、官民11企業・団体からメンバー計32人が現地入り。パビリオンで特産品の試飲・試食をはじめ、ポスターやモニターを使って苫小牧を世界にアピールする。

 チーム苫小牧はマルトマをはじめ、市や苫小牧観光協会、苫小牧商工会議所、苫小牧漁業協同組合など、主に地元の団体・企業で構成。大阪外食産業協会(ORA)のパビリオン「宴~UTAGE」にある、「復興産地×大阪木津市場連携ブース」に出展する。マルトマと大阪木津卸売市場を開設するグルメ杵屋とのつながりで実現し、官民各団体に協力を呼び掛けた。

 パビリオンでは1週間にわたり、苫小牧のおいしい水をアピールする「とまチョップ水」の試飲を各日120人分、特産ホッキ貝を使ったおつまみ「ホッキチー」、カズノコとチーズを合わせた「カズチー」の試食を各日200人分用意。4~6日には漁組の女性部が駆け付け、ホッキのバター焼きも1日200食分振る舞う。会場には、胆振東部地震や文化庁の「100年フード」に選ばれた「とまこまいホッキカレー」に関するポスターも掲示する。

 また、木津市場でも7月3~5日の3日間、ホッキカレーやシチューを1日120食分用意する他、サケとば、いかめし、ホッキチーなどを販売。胆振の銘菓やメロン、アスパラなど旬の農作物も用意する。

 5日にマルトマ苫小牧卸売で最終打ち合わせ会議を開き、期間中の動きやインバウンド(訪日客)への対応を確認。西田社長は、万博の入場者数が5月下旬の1週間、1日当たり1万6000~1万8000人台と増加傾向にあることを紹介。「当初想定していた1日1万人より来場者数が増えてきている。制限もある中、できる範囲で対応していきたい」と協力を呼び掛けた。

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