かつて「鉄道の街」と言われた旧追分町(現安平町追分地区)で北海道の経済成長を支えた蒸気機関車(SL)「D51―320号機」と、特急用ディーゼル気動車「キハ183系」を保管する鉄道ファン必見の施設。鉄道や菜の花など町の特色を詰め込み、札幌圏の観光客を中心に周遊スポットとして親しまれ、胆振東部地震の復興のシンボルとして、町の発展に一役買っている。
地場産のチーズや豚肉を使った加工品、パンなどの人気商品を豊富にそろえる中、ゴールデンウイーク(GW)に先立ち、女性スタッフ考案の新商品「あびら菜の花はちみつケーキ」(1080円)の販売を始めた。町産のハチミツを100%使い、甘すぎず、すっきりと食べやすく、パッケージもおしゃれな一品になった。西嶋基支配人は「これまでも和菓子はあったが、誰もが手に取りやすいお菓子がなく、ずっと作りたいと思っていた。女性陣の力が入って、いい商品になっている」とアピールする。
5月6日までのGW期間中、開業5周年を祝うイベントが目白押し。待ちに待ったSLの屋外展示でキハの2台を道の駅前に並べ、撮影スポットとしてもお勧め。隣接する柏が丘公園(愛称ポッポらんど)ではミニSLの運行も予定しており、入場者をおもてなしする。GW明けには菜の花が見頃を迎え、観光客を楽しませる。
◇道の駅あびらD51(デゴイチ)ステーション 安平町追分柏が丘49の1、営業時間は午前9時~午後6時(農産物直売所は同5時まで)。電話0145(29)7751。