21年度一般会計決算 戸田町長記者会見 実質収支3億890万円 白老

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  • 2022年9月3日

 白老町の戸田安彦町長は2日、定例記者会見を開き、6日開会の町議会定例会9月会議への提出議案を発表した。2021年度各会計決算のうち、一般会計については「翌年度への繰り越し財源を除く実質収支が約3億890万円の黒字決算となった」と述べた。財政規律の指針となる実質公債費比率、将来負担比率とも前年度より下がり、町財政が改善したことも説明した。

 定例会への提出案件は、22年度一般会計補正予算案のほか、人事院規則の一部改正に伴う育児休業関連条例の一部改正、白老町役場出張所条例の廃止、白老駅北観光商業ゾーンの指定管理者指定など議案10件、21年度各会計決算認定など認定4件、決算関連の報告7件。このうち、一般会計補正予算案では、今年度予算に2億7951万4000円を追加し、総額113億674万3000円とする。

 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業としてコールセンター業務委託などの経費に3162万3000円を増額するほか、ワクチン接種事業に伴う医師謝礼金など2165万円を計上した。

 さらに町立病院常勤医師の住宅移転に伴う費用などに853万4000円を盛り込むほか、地区公民館の施錠管理に非接触型システムを導入する事業に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金199万7000円を活用する。

 会見では、コロナ下での物価高騰対策として町内店舗などで利用できる「しらおい応援商品券」を30日までに全町民に発送することに触れ、「町民生活の支援と地域経済の活性化を図る」と述べた。商品券は1人当たり5000円で、利用期間は10月1日~11月30日。取扱店舗は白老商工会のホームページ上に掲載し、商品券配送時に一覧表を同封する。

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