鵡川農業協同組合(JAむかわ)は24日、社会貢献事業の一環でむかわ町社会福祉協議会に車いすや立ち上がる際の動作を補助する「たちあっぷ」、折り畳み可能ベッドなど介護用品5台を寄贈した。同組合の福祉用具寄贈は今年で9年連続となる。
寄贈品は、多機能タイプの車いす2台と、たちあっぷ、ポータブルトイレ、電動式リクライニングベッド各1台で総額約30万円相当。いずれも町社協で管理し、町民から依頼があった際に貸し出しする。
同日、町産業会館で行われた贈呈式で、同組合の長門宏市代表理事組合長は「これからも活動を継続し、地域に根差したJAでありたい」とあいさつ。町社協の佐藤俊博会長は「在宅介護の増加で福祉器具の需要が増え、質量共に充実させなければいけない中、意義深い事業。周知を図り、有効に使いたい」と感謝し、同席した竹中喜之町長は「寄贈いただいた介護用品が地域福祉の向上に役立てば」と期待した。