第14回苫小牧地区中学硬式交流野球大会が13日、苫小牧市のとましんスタジアムで行われ、苫小牧シニアが2年連続7度目の優勝を飾った。
サカイスポーツ主催、苫小牧民報社共催。苫小牧シニア、苫小牧ポニー、苫小牧ボーイズ、苫小牧西シニアの4チームが出場した。
決勝は苫小牧シニアと苫小牧ボーイズの顔合わせ。苫小牧シニアは同点の二回、佐藤翔の満塁走者一掃の二塁打など長短5安打を集めて一気に6点を奪い、五回コールドで圧勝した。
最優秀選手賞は準決勝、決勝で4安打2本塁打の苫小牧シニアの横谷塁(青翔2年)、優秀選手賞は同チームの茶木吏道(和光3年)が受賞。敢闘選手賞は苫小牧ボーイズの藤井稜(ウトナイ3年)が選ばれた。
▽決勝
苫小牧ボーイズ
01000―1
1601X―8
苫小牧シニア
(五回コールド)
(ボ)小熊、桑村―桑村、橋場
(シ)矢吹、三浦―日向
?大上、藤井(ボ)佐藤翔、滝口(シ)
▽1回戦
苫小牧ポニー
00000―0
1192X―13
苫小牧シニア
(五回コールド)
(ポ)中村―三浦
(シ)横谷、鈴木―宮崎、三浦
?横谷2(シ)
?伊勢(シ)
苫小牧西シニア
0002000―2
400000X―4
苫小牧ボーイズ
(西)樋江井―村岡勇
(ボ)篠山、高橋佑―橋場
?松尾(西)小熊(ボ)
?大釜(西)高橋佑(ボ)
―チームの成長実感
苫小牧シニアが2試合をコールド勝ちして優勝。浜谷千春監督は「6、7日の長野の東日本選抜大会後に2日間の休養も十分取れた。この全国大会でワンランクレベルアップできたのでは」とチームの成長が確認できた2試合に目を細めた。決勝では以前対戦して抑えられた左投手にも対応、「特に指摘するミスもなく、選手はよくやったと思う。先発の矢吹もゲームをつくってくれたしね」と笑みがこぼれた。
最優秀選手の横谷塁は1回戦2本塁打、決勝も2安打と主軸の役割をきっちり果たした。「全国大会では打てなかったけど、きょうはある程度修正できた。高めの球をかぶせて強い打球を打てた」と振り返った。1回戦は先発投手としても登板、投打に存在感を見せたが「まだまだバッティングの修正点はある」と次の大会に向けて気を引き締めていた。