千歳市は2日、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査センターを市内に開設した。初日に検査を受けた市民はいなかった。
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いだことから、今後の感染拡大に備えた対応。感染が疑われる患者から検体を採取し、早期に覚知して感染拡大を防止する。道の委託を受け、千歳医師会の協力で市が運営する。
市内の医療機関の医師が感染が疑われると診断した患者を検査対象とする。医療機関から検査の予約を受け付けたセンターが、患者に電話で検査時間を通知する仕組み。
開設は毎週火・木曜の午後2時30分から同4時30分まで。センターでは、医師会が派遣する医師、看護師と市保健福祉部職員2人の計4人が対応する。検査は、当面1日10件程度、ドライブスルー方式でスタートする。
採取した検体の検査は札幌市内の民間検査機関に委託。結果は翌日に判明する。陽性者には保健所が、陰性者には医療機関が連絡する。検査費用は無料。