むかわ町議会定例会 補正予算案など9件可決 児童生徒に端末貸与へ

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年6月13日

 開会中のむかわ町議会定例会は12日、各議案を審議した。国が掲げる「GIGAスクール構想」実現に向けて、小中学校に通う児童生徒1人に端末1台を貸与する、情報機器整備に係る2020年度一般会計補正予算案など議案9件を原案通り可決した。一般会計は約1億200万円を追加補正し、予算総額は約112億1100万円となった。

 町によると、小中学校の情報機器整備は当初、24年度までに行うこととしていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、国が構想を今年度内に前倒しすることを決定。ICT(情報通信技術)教育環境の充実を図るとともに、感染拡大の第3、4波による臨時休校の可能性を踏まえた上で、子どもの学びの機会を保障するとしている。

 町は小中学生475台、教員向けに53台分を整備する方針で総事業費として約3700万円を計上。このうち1400万円が国の助成となる。また、臨時休校中でも教職員と児童生徒が円滑にやりとりができるよう、ウェブカメラやマイクなども各校に置くほか、GIGAスクールサポーターとして技術者の派遣を要請する取り組みも進めていく。

 このほか報告3件、諮問1件も原案通り可決し、同日閉会した。

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