厚真町の上厚真小学校(井内宏磨校長)は9日、大きな地震を想定した全校避難訓練を行った。参加した児童94人は発災時や、もしもの時の行動などについて確かめ、理解を深めた。
避難訓練は、校内にいる際に震度5の地震が起きたことを想定して実施した。校内放送が流れると、児童は机の下に隠れて身の安全を確保し、揺れが収まったことを確認した後、防災頭巾をかぶってグラウンドへ避難するまでの一連の流れを演習した。
グラウンドでは、新型コロナウイルスの感染拡大を警戒して児童一人ひとりが間隔を取り、離れて整列した。
5年生の蹴揚満月君(11)は今回の訓練について「素早くできたと思う」と振り返り、「本当に地震が起きた時には、避難訓練を思い出してやってみたい」と話していた。
同校では昨年も胆振東部地震から1年を前に、地震を想定した避難訓練など防災教室を行っている。