神奈川県藤沢市のプレス工業陸上競技部がこのほど、新型コロナウイルス感染拡大防止に役立ててもらおうと、むかわ町にマスク1万枚を寄贈した。5月末に町役場に届いた。
同部は年明けのニューイヤー駅伝11年連続出場、神奈川県実業団駅伝13連覇の実績を持つ強豪チーム。本州と比べ気候が涼しく、練習に集中できることから、毎年ホテルむかわ四季の風に宿泊し、長期的な夏合宿を行っている。合宿期間中に開催される恒例のむかわ商工まつり盆踊り大会の仮装盆踊りに積極的に参加するなどし、町民と交流する場も設けている。
マスクは専門の製造会社から取り寄せたもので、「医療機関や福祉施設の従事者などに活用してもらえれば」(同部)と郵送で届いた。町産業振興課は「毎年むかわで合宿をしてくれているつながりから、マスクを頂けるのは大変ありがたいこと。コロナが収まった際にはまた来ていただければ」と感謝の思いを述べていた。