千歳市支笏湖温泉のホテル、休暇村支笏湖が、道内で活動するクラフト作家の作品を展示・販売している。陶芸、木工のほか、シラカバ樹皮、稲わら、シカ革を素材とする5人の手作り品。北海道の思い出として旅行者に楽しんでもらうだけでなく、近隣の住民にもそれぞれの作家の魅力を発信する狙いがある。
千歳市の木工作家、小西康裕さんは木目の美しさを生かしたヘアゴムやイヤリングのほか、直方体の木製部分に「4525(しこつこ)」と数字をあしらった、ホテルの客室キーのようなキーホルダーを並べる。
札幌市の神尾優佳さんは支笏湖の青をイメージした彩色のマグカップや小皿、同市の田村結希子さんはシラカバ樹皮を生かしたリースやグリーティングカードを製作した。
滝川市の佐藤利彰さんはシカ革を使った靴べらが付いたキーホルダーやボールペン、上川管内愛別町の成田聖美さんは机上の掃除ができる稲わら製の小さなほうきなど、かわいらしい小物を並べた。
売り場担当の岩上絵美里さん(25)は「作家の皆さんは手作りにこだわっている。手に取ってこれという物を選び、お土産にしていただければ」と薦めている。
問い合わせは休暇村支笏湖 電話0123(25)2201。