5月の石油製品値下がり 世界的な景気減退反映 道消費者協

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  • 2020年5月29日

 北海道消費者協会は、5月の道内石油製品価格動向調査結果を発表した。ガソリンの全道平均価格(1リットル当たり)は114円8銭となり、前月比9円49銭(7・6%)値下がりした。前年同月に比べると33円45銭(22・6%)安い。2016年5月(114円25銭)以来の低水準となった。

 原油価格の記録的な低水準と、新型コロナウイルスによる世界的な景気減退が反映したとみられる。調査対象は321店で、地域別の平均価格(フル・セルフサービスの合計)は全44地域で値下がりした。最高値は釧路の136円(フルサービス)、最安値は旭川の100円(セルフサービス)だった。

 一方、灯油の全道平均価格(1リットル当たり)は73円19銭となり、前月に比べ10円28銭(12・3%)値下がり。前年同月比では20円91銭(22・2%)安くなり、16年12月(66円29銭)以来の低水準となった。

 灯油需要期が過ぎた季節的要因に加え、原油価格の記録的な低水準や、新型コロナによる世界的な石油製品の需要減が反映したとみられる。調査対象は437店で、44地域の全てで値下がりした。最高値は北広島の96円、最安値は千歳の50円だった。

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