北海道中小企業家同友会苫小牧支部に加盟する45歳以下の若手経営者らでつくる友知会は27日、苫小牧市役所で市議と意見交換会を行った。両団体から26人が参加。ビデオ会議アプリZoom(ズーム)を活用して遠隔地からの参加者もあり、活発な議論が交わされた。
意見交換会は、新型コロナウイルスによる地域経済の影響について情報を共有することが目的。冒頭、同会のメンバーから飲食業や医療関係のほか、音楽教室や整骨院など幅広い分野で売り上げの減少や先行きの見えない不安が報告された。
その後、意見交換が行われ、自然災害発生時の対応について、同会のメンバーが「今、災害が起きた場合、避難所は3密(密閉、密集、密接)になる。対策があるか分からない」と質問し、市議側は「避難所の3密対策について、6月の議会で市に働き掛けたい」と答えた。
同会の藤淳一会長は「新型コロナの国難を乗り越えるため、今後も意見交換が必要と思った。他の経済団体と一緒にできないか検討したい」と話した。