苫小牧市は8日、新型コロナウイルス対策で臨時休館にしている市内公共施設の休館期間を原則、17日まで延長すると発表した。政府が緊急事態宣言の特定警戒都道府県であっても感染対策の徹底などを前提に、一部施設の休業要請の解除を認める方針を示したことを受け、美術博物館(1階のみ)と勇武津資料館については、12日に再開させる。
市は公共施設の休館期間を10日までとしていたが、国の緊急事態宣言の延長を踏まえ、現在休館中のスポーツ施設や文化施設など全55施設のうち、51施設の休館を17日までに変更。ウトナイ湖野生鳥獣保護センターは31日まで休館とする。
一方、先行して12日に再開する美術博物館と勇武津資料館の2施設では、感染予防対策として一部入場制限などを実施する。道の駅ウトナイ湖は、道によるバーや映画館、スポーツジムなどの休業要請期間である15日までを目安に休館を継続。今後の道内の感染状況などを踏まえ、16日以降の再開を改めて判断する。
児童センターに関しては、放課後児童クラブのみこれまと同様、開放する。本庁舎をはじめ、豊川、住吉、駅前各証明取扱所、勇払、のぞみ、沼ノ端各出張所、市民活動センター内の消費者センターも従来通り通常業務に当たる。保育園の園児受け入れも継続する。
18日以降の対応について、市は「今後の国、道の(14日をめどとした)中間評価を考慮した上で示す」としている。