優駿の里浦河桜まつり 全面中止に さくらロードの散策は可能

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年4月15日

 浦河観光協会(木田尚孝会長)は、行事内容を限定して実施予定だった主催行事「第53回優駿の里浦河桜まつり」の全面中止を決めた。札幌市の新型コロナウイルスの感染拡大による12日付の「北海道・札幌市緊急共同宣言」を受け、例年は札幌周辺からも大勢の観桜客が来ることから、感染防止のための措置。

 まつり中止により、桜並木の優駿さくらロードの開花時のライトアップ、JRA日高育成牧場内にある道内最大のエゾヤマザクラ「オバケ桜」の一般初公開、うらかわ桜のインスタグラムキャンペーンを取りやめる。

 ただし、開花時のさくらロードの散策は可能。並木を管理する浦河町は「間隔を空けて歩くよう呼び掛ける看板を現地に設置する」としている。

 観光協会の上新雅人事務局長は「せめて桜のトンネルのライトアップとオバケ桜の初公開だけでもと準備を進めていた。12日の道と札幌市の緊急共同宣言を受け、非常に残念だが全ての行事の中止を決めた。ただサクラの方は温暖な気候もあり、4月下旬から咲き始めるのではないか」と話している。

 昨年の桜まつり2日間の来場者は、好天と見頃で過去最高の9500人。サクラ並木(見頃の5月1~9日)の来訪者は3万600人で、来訪総数は4万100人だった。

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