千歳青年会議所(千歳JC)と航空自衛隊千歳基地、陸上自衛隊東千歳駐屯地、同北千歳駐屯地の有志でつくる「青空東北会」(安倍優雅会長)主催の除排雪ボランティア活動「スノーバスターズ2020」が26日、千歳市の富丘と信濃で行われた。主催者をはじめ、市内10団体と一般市民を合わせ総勢587人が参加。除雪が困難な高齢者宅周辺で除雪作業に汗を流した。
青空東北会は千歳青年会議所と自衛隊が交流を通じた相互理解を目的に発足。それぞれの名称から一文字を取り命名した。高齢者世帯の除排雪活動は2008年にスタートし、今年で13回目。
とみおか公園で開会式を行い、安倍会長があいさつで「高齢者の皆さんの快適なすまい環境づくりに貢献したい」と決意を示した。山口幸太郎市長、東千歳駐屯地の●【97f8】裕樹司令が参加者を激励した。
除雪の対象地域を代表して富丘4丁目東町内会の天野謙一会長が「地域には皆さんの協力を必要とする高齢者世帯が多いので助かります」とお礼を述べた。
この後、参加者は割り当てられた富丘1、3、4丁目、信濃2丁目の4地区に移動。スコップや除雪用ダンプで高齢者宅の雪かき作業に精を出した。
日本航空専門学校航空整備科1年の堤蓮月(れつ)さん(19)は「若い力を結集して高齢者のためのお手伝いができ光栄です。ボランティアを通して交流ができれば」と笑顔で話した。