公立千歳科学技術大の川瀬正明理事長兼学長は、新年を迎え、2019年4月に私立大から公立大となり、2年目を「公立大の基本を固める大事な年」と強調。引き続き地域連携事業の充実を進める考えを示した。
川瀬学長は「やるべきこと」として、中期計画の目標達成へ決意を表し、在籍学生数の増加で「学内の活気が増してきた」と手応えを語った。
同大は19年度、学生主体の地域課題解決プロジェクトを始動させ、地域連携センターを開設した。市内で事業所の工場と共同研究中の工程改善を例に挙げ、「コラボレーションの取り組みが始まっている」と話した。
教育環境の整備では「22年4月から新校舎を使う予定」と説明。「数年間は変わり目の時期になる」と見通した。新校舎は講義室やパソコン教室、実験室などを配置するという。