田中製餡直営のたい焼き店「田中家」(伊藤美紀店長)=千歳市住吉=は、千歳高校の3年生と共同開発した商品「せさみそたいやき」(税込み140円)を販売している。2018年の胆振東部地震で被害を受けた厚真町産のみそに、金ごまを混ぜたあんを使った商品。今月末まで販売する。
生徒と同店は、19年8月に同校の授業「課題研究」の一環で、厚真産のみそを使って復興を支援しようとたい焼きを企画、販売した。期間限定品だったが、販売終了後も買い求める客が出るなどの好評を受け、生徒たちが第2弾の構想を提案した。開発に携わった生徒は、森山明日香さん(18)、幸田彩花さん(18)、●【99cb】橋香穏さん(18)、畑中亜未さん(18)、冨士明日香さん(18)。
あんには味わいと風味を加えようと、前回と同様に、JAとまこまい広域女性部厚真支部が製造する「おふくろみそ」を活用。今回はさらに、金ごま本舗(兵庫県)の香味が高い金ごまを白生あんに混ぜることで、香ばしさが引き立つ甘さ控えめの品になっている。
生徒たちは6、7両日に店頭で販売実習を実施。森山さんは「前回は、複数回買い求める方もいた商品」とPR。●【99cb】橋さんは「ごまの風味でよりおいしくなっている」と手応えを示している。
売上金の一部は、北海道の「北海道災害義援金募集委員会」を通じて被災地に届ける。募金箱も設置中。店舗の営業は、午前10時~午後5時。
問い合わせは同店 電話0123(42)3388。