ムーンショット

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2019年12月27日

 晴れた夜空が広がった日は星々を見上げる。千歳の外気は氷点下10度前後。オリオン座が分かる。一等星のベテルギウスは「冬の大三角」の一角。さえざえとした宇宙空間で光り輝く。

 今月中旬には空港着陸態勢の飛行機と円い月の見掛け高度が漆黒の空で重なる光景に見とれた。

 「ムーンショット」という言葉を最近知った。ムーン=月、ショット=発射と連なる英単語。1960年代、ケネディ米大統領が発した「アポロ計画」実行宣言中の月ロケット発射が語源。困難は伴っても独創的で実現すれば人類史的偉業となるもくろみを指す新たな意味が付与されたようだ。

 2019年の日本で政府は大型研究開発をそのまま「ムーンショット」と名付け、来年から予算を投じる。人体の能力向上や拡張、地球環境再生、食料供給量の拡大と環境保全の両立―。これら題目を科学の英知で解決に導く計画とあり、成果が待ち遠しい。

 〈自分たちが宇宙でずっと大事なものをみつけていたことに気づいた。それは地球だ〉。アポロ8号宇宙飛行士の言葉。今年出版された「MOONSHOTS―宇宙探査50年をとらえた奇跡の記録写真」(ピアーズ・ビゾニー著、玄光社)で読んだ。月面着陸の探検とサターンロケットに興味を募らせていた子供時代を経た者として、来る正月休みに美しく克明な写真集大著や関連本を読みふけろうかと小さなもくろみを抱く。(谷)

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