函館2遺跡の特徴学ぶ 千歳市埋蔵文化財センター 福田学芸員解説

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  • 2019年11月28日
遺跡の特徴を話す福田さん

  千歳市埋蔵文化財センターはこのほど、函館にある史跡、大船遺跡と垣ノ島遺跡に関する市民向けの公開講座を北ガス文化ホール(千歳市民文化センター)で開いた。約40人が参加し、両遺跡の特徴について学んだ。

   両遺跡は、ユネスコの世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する集落遺跡。講師には、函館市の学芸員、福田裕二さんを迎えた。

   大船遺跡は、縄文前期後半から中期後半(紀元前3500~2000年ごろ)の集落遺跡。深さ2メートルを超える大型の竪穴建物の存在を示すことが特徴とされる。

   穴の「深さ」の理由について、福田さんは「寒さや雪を防ぐためじゃないかと言われている」と解説した。

   垣ノ島遺跡は、早期から後期(紀元前7000~1000年ごろ)の縄文期にできた。長期にわたる定住を示す点が「2011年に国の史跡に指定をされた要因の一つ」と話していた。

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