小中一貫教育を行う安平町の追分小学校と追分中学校は5日、追分地区で小中合同のクリーン作戦を行った。両校の児童、生徒、約180人が参加。学校周辺や駅前など町の美化に努めた。
両校が合同で地域に貢献することにより、健全な心を育み、さらに子どもたちが町を盛り上げる機運になれば―と昨年、始まった取り組み。10班に分かれて学校周辺や大通り、JR追分駅と周辺、花園方面を巡回した。
それぞれのグループで中学生がリーダーシップを取って小学生を誘導。地区内を歩いて道端に落ちている紙くずやペットボトルなどのごみを拾い集めたほか、駅では床を掃き、ドアのガラス拭きをした。
追分中3年の堀晃貴君(15)は「小学生もきちんとしていて協力的だったのでスムーズに進んだし、一緒にやることで僕たちも力をもらった。昨年の地震で校舎が一緒だった時に仲良くなった子もいるが、(活動を通じて)つながりを持てるのは良いこと」と笑顔を見せていた。