白老町のアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」(岡田育子代表)の作品展が27日まで、町末広町のしらおいイオル事務所チキサニで開かれている。色彩豊かで迫力のあるアイヌ文様を施した作品がずらりと並んでいる。
壁面やガラスケースにメンバーが制作したタペストリーやランチョンマット、ルウンペ(着物)、トートバッグなど計39点を展示。どの作品にも伝統のアイヌ文様が丁寧に施されている。
サークル名の「フッチコラチ」はアイヌ語で「(一針一針に愛情を込めて縫い物をした)おばあさんのように」という意味。北海道アイヌ協会から優秀工芸師に認定されている岡田さんが1997年4月に結成し、町内の川沿生活館を拠点に活動している。